米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、厚生労働省の専門部会は12日、会合を開き、国が審査手続きを簡略化して特例承認してよいとの結論をまとめた。国内で初めて使用される新型コロナワクチンとなる。正式承認手続きを経て、来週から安全性確認を目的に同意を得た医師らへの先行接種が始まる。
日本への供給第1弾は12日、ベルギーのブリュッセルから成田空港に到着した。今後、必要な量の確保や、希望する人に滞りなく接種できる体制の整備が急がれる。
ファイザーは昨年12月、日本での製造販売承認を厚労省に申請した。